ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)26日目:散歩のモチベーション作り

都市封鎖26日目:4月17日(金) 感染者数:553人(前日比13人増)

毎日の散歩は、それなりに楽しいのですが、ただ近所を歩くだけの散歩だと、なかなかモチベーションの維持が難しく、起床時間が微妙に遅くなってきています。

これではいけないと、苦肉の策として、「目的のある散歩」をすることにしました。とはいえ、外出自粛中の上、朝も早いので選択肢はかなり狭まってきます。ジムもスターバックスも閉まっています。スーパーも開店直後は、クプナアワーと言って、60歳以上の人や疾患の人だけの特別時間なので、入ることができません。

あそこでもない、ここでもないといろいろ考えて思いついたのが、カメのパン屋さん「ホヌ・ベーカリー」です。距離的にも、片道約1マイル(1.6キロメートル)弱なので、往復で大体3キロメートルといい感じです。カメのパン屋さんについては、以前ブログに書きましたので、こちらをご覧くださいね。

ビニールの手提げ袋をぶら下げて帰ってくるのが嫌だったので、旅行用の軽いバックパックを背中に背負ってのウォーキングとなりました。ホヌパン以外にもクロワッサンなどを買ってきました。家に帰ってくると、ホヌは若干潰れて歪んでいましたが、お味はいつもの濃厚だけど軽い甘さとふわふわのパンで美味しかったです。

この「目的のある散歩」は病みつきになりそうです。っていうか、目の前にニンジンをぶら下げられないと歩かない自分が情けない。。。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)25日目:変わり果てたワイキキの姿

都市封鎖25日目:4月16日(木) 感染者数:541人(前日比11人増)

3月23日にロックダウンが始まってから初めてワイキキの目抜き通り、カラカウア通りを歩きました。友人や知人のインスタグラムやフェイスブックを見て、閑散としたワイキキの様子は理解していたつもりでしたが、実際に目の当たりにすると、かなりショックでした。

年に何度か歩行者天国にしてイベントが開催される時以外は、真夜中でも車の往来があるカラカウア通りを走る車は数える程。歩道にも人はまばらです。それよりも何よりも、モアナ・サーフライダーやマリオット、ハイアットといった大手ホテルが休業、高級ブティックも全て閉まっています。防犯のためか、ショーウィンドウには木の板が打ち付けられている店もあります。オープンしているのは、ABCストアのようなコンビニと数軒のレストランだけです。

荒涼としたワイキキの中でも、変わらないのは水平線に沈む夕日でした。世界中からワイキキにやって来る大勢の観光客のみなさんと一緒にこの夕日を一緒に見ることができる日はいつになるのでしょうか。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)24日目:アメリカの現金給付

都市封鎖24日目:4月15日(水) 感染者数:530人(前日比13人増)

先月末にアメリカ史上最大規模の景気刺激策が可決しました。この景気刺激策には、航空業界など新型コロナウイルス拡大で打撃を受けている業界への融資、中小企業への返済不要の貸し付け、自営業やフリーランスの人への失業給付拡大などの他に、年収7万5千ドル(約825万円)以下などの一定条件の下、大人1人に最大1200ドル、子供1人につき500ドルを直接現金給付することが含まれています。

確定申告の用紙に銀行口座を明記している人とそうでない人、2019年の確定申告を既に済ませた人とそうでない人など、いろいろと優先順位はあるようですが、第一弾の給付は予定通り本日から始まり、各人の銀行口座に給付金が振り込まれています。議会での可決から約2週間で該当する国民への現金支給を可能にできるというのは、アメリカの底力を見たような気がしました。

こんなスピード現金給付が実現したのは、アメリカの全員背番号制があってのことです。この背番号は、9桁の数字でソーシャル・セキュリティ・ナンバー(社会保障番号)と呼ばれています。この制度は1936年にニューディール政策の社会保障プログラムの一環として始まり、アメリカの社会保障制度が変更になった後も、身分証明番号として、納税の際や銀行口座開設、そのほかにも学校入学等さまざまな場面で使用されています。アメリカで暮らすには必要不可欠な番号と言えます。戸籍や住民票の代わりにもなる日本のマイナンバー制度とはちょっと違うかもしれませんが、納税の際に使用するという共通点があります。

この1200ドルの現金給付の使い道は生活費や家賃、家のローンに当てられることが多いようで、「景気刺激」と呼ぶのはいかがなものかという意見もあります。確かに、経済はほぼ全面ストップし、失業者が急増する中、この政策がどこまで景気回復の助けになるのかは疑問ですね。

 

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)23日目:アンネ・フランク

都市封鎖23日目:4月14日(火) 感染者数:517人(前日比13人増)

私は、小さい頃から読書が大好きな文学少女でした。多読乱読だったのですが、その中でも大好きだったのは、「若草物語」「ジェン・エア」「嵐が丘」「アンネの日記」「秘密の花園」などでした。つまりは、ちょっとおませな夢見る夢子だった訳です。

今朝の散歩の途中に、ふと第二次世界大戦中にドイツ軍からの迫害を避けるためにオランダの隠れ家で2年間も過ごしたアンネ・フランクのことが思い浮かびました。今の私の生活は、彼女が強いられた生活とはほど遠い生活です。友人との食事や美容院に行ったり、ビーチで寝そべることはできませんが、好きな時に散歩はできますし、必要最低限のお買い物もできます。友人とはテキストやZOOMなどで連絡を取り合うことができています。そして、何よりハワイの青い空を見ることができます。

ただ、既に都市封鎖が始まってから3週間が過ぎ、まだあと2週間、もしくはそれ以上続くかと思うと、ちょっと憂鬱になってきます。3月23日にホノルル市での都市封鎖が始まってから、ブログを毎日書き始めました。最初は、記録用にと思ったのですが、もしかしたらこういう自由がない環境の中、何らかの形でアウトプットする欲求に駆られたのかもしれません。それは、アンネ・フランクが、架空の友人のキティへの手紙形式で日記を書いたことに通じるものがあるのかもなどと妄想しながらの今朝の散歩でした。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)22日目:Sweetieが帰った日

都市封鎖22日目:4月13日(月) 感染者数:504人(前日比5人増)

昨日の夜、ちょっと哀しい電話がありました。正確には、喜ぶべき電話なのに、自分でも驚くほど哀しくなった電話でした。

3月26日から緊急里親として預かっているSweetieを引き取ってくれる人が見つかったという、Hawaiian Humane Societyからの電話でした。

1週間ほど前に、数枚の写真とコメントをHawaiian Humane Societyに送ったら、引き取り先を探している動物のスペシャルサイトに掲載されました。サイトで改めて見ると、Sweetieはなかなかチャーミング。サイトにアップされて数日後には引き取り先が決まりました。

ちょうどMangoとも仲良しになって、一緒にお昼寝などするようになっていたところでした。

以前に二度ほどHawaiian Humane Societyから「引き取りませんか?」と尋ねられたのですが、お断りしたことを少し後悔しました。おもちゃのネズミを追いかけるのが大好きで、いつも私の後ろを追いかけて、キッチンでも私のすることが気になって仕方のなかったSweetieでした。きっと動物好きの素敵なお家に引き取られて大切に育てられていることと思います。

再度里親志願をしましたが、現在は350匹以上の動物が里親に引き取られているそうで、特に里親の必要はないとのこと。5月19日に予約を取って、また協力することにしました。ロックダウン中、社会のために何かできれば嬉しいです。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)21日目:フードランドではマスク着用

PC: foodland.com

都市封鎖21日目:4月12日(日) 感染者数:499人(前日比13人増)

10日前にホノルル市長が外出時の布製マスク着用推進を発表してから、ホノルル市内でもマスクを着用している人の数が多くなってきたような気がします。強制ではないので着用率は場所にもよりますが30~50%程度でしょうか。

そんな中、1948年創業のハワイの老舗スーパーマーケットのフードランドが、「マスクを着用していない人は入店不可」というポリシーを発表しました。マスクに慣れている日本人には何てことはないポリシーかもしれませんが、少し前までマスクは銀行強盗か悪い菌を持っている人が着用するものと思っていたアメリカ人には驚きのポリシーです。ハワイにはまだまだマスクを持っていない人もたくさんいる訳ですが、持っていない人には店先で簡易マスクの作り方を教えてくれるそうです。

マスクは、着用者をウイルス感染から守るものではなく、周りの人へのウイルス拡散を防ぐものです。ただ、着用の慣習がないと、かなりの負担にもなりますが、行政からの指示ではなく、一企業が独自のポリシーを打ち出したことは賞賛に値することだと思います。このマスク着用ポリシーの実施で顧客をなくす可能性もなくはないのですから。

アロハシャツやムームーの工場では、布製マスクの量産を始めました。そして手先の器用な人は、自家製布マスクを医療施設に寄付したり、友人知人に配付しています。今までは、出かけるときは、家と車の鍵そして携帯電話が必携品でしたが、これからはマスクも必要となりそうな気配です。

PC: foodland.com

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)20日目:家に帰りたくなくなる瞬間

都市封鎖20日目:4月11日(土) 感染者数:486人(前日比22人増)

ロックダウン開始1週間後からウォーキングを始めました。旅先では街を歩くのが大好きな私ですが、自分の住んでいるホノルルの街を歩くということはほとんどありません。基本的には車での移動です。

毎朝のウォーキングでは、自宅の周りを30~60分ほど歩きます。距離にして3~4キロメートルほどです。そんなに遠くまで行くわけではありません。

最近の外出は、朝の散歩と週に1回の食料品の買い出しだけなので、朝の散歩は貴重な時間です。近所なのに今まで全然知らなかった場所がたくさんあります。早朝で交通量も少ないせいか、空気も澄んでいます。街中ですが、鳥のさえずる声を聞きながら、プルメリアの花の開花やマンゴーの実が少しずつ大きくなるのを見ながらの散歩です。

ここ数日、散歩の時間が少しずつ長くなってきているような気がします。散歩も終盤になり、家に近づくと、ふと「家に帰りたくないなー。これで家に入ると、今日はどこにも行けない」という思いが心をよぎり、1ブロックほど余分に歩いたりしています。家から出れなくても、そんなに不便はないのですが、それよりも「外に出れない」という自由を奪われた感に恐怖を感じています。

 

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)19日目:夜間外出禁止令

PC: Pali Kaʻaihue, @palizzz

 

都市封鎖19日目:4月10日(金) 感染者数:464人(前日比22人増)

今週末は、キリスト教徒にとっては大切なイースター(復活祭)の三連休です。いつもならイースターには家族揃って教会のミサに参加したり、一緒にランチを食べたりします。そして子供たちは、ゆで卵に絵を描いたり、庭のあちこちに隠された卵を探すゲームに参加します。

 

だんだんと毎日が週末のような状態になってきているので、三連休も関係ないと言えば、関係ないのですが、ホノルル市では大勢の人が一ヶ所に集まることを心配して、今日から3日間、午後11時から次の日の午前5時までの夜間外出禁止令を出しました。レストランもバーも閉店している今、そんな夜中に人は何処に行くのだろうかと思いましたが、ハワイは家族や友人が家に集まることが多いので外出自粛中の今も結構集まっている人がいるそうです。

夜間外出禁止令は、戦時中などに治安がかなり悪い場所で発令されるものばかりと思っていました。今までニュースでは聞いたことのある夜間外出禁止令が、まさか私の住むホノルル市で施行されるとは思いもよりませんでした。

外出禁止と言っても、医療関係者や警察官や消防士といった職種の人の通勤等は許されています。それでも午後11時を過ぎると、心なしか道路を走る車の数が少なく、高層住宅には明かりのついた窓がいつもより多いような気がします。

今週は試験的な夜間外出禁止令のようですが、何となく殺伐とした気持ちにさせられるのは私だけでしょうか。

 

追記:夜間外出禁止令は、そんなに効果が見られなかったせいか、次週からは施行されないことになりました。(2020年4月14日)

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)18日目:Sweetieは出戻りだった

都市封鎖18日目:4月9日(木) 感染者数:442人(前日比7人増)

ホノルルの動物愛護団体Hawaiian Humane Societyのエマージェンシー里親としてSweetieを預かってから2週間が経ちました。今回の里親は、2週間の期限付きでしたので、夕方にHawaiian Humane Societyから電話がありました。

Sweetieを返さないといけないと思うと、ちょっと寂しくなりましたが、里親期間を2週間延長できるということでしたので、もう2週間預かることにしました。

Sweetieのことを少し尋ねてみましたら、まだ仔猫の頃にHawaiian Humane Societyにきたそうですが、一度は誰かに引き取られたそうです。ただその後、何らかの理由でHawaiian Humane Societyに戻されたとのこと。なるほど、だから最初から人見知りせずに、家の環境にも慣れていたんですね。

Sweetieは確かにおてんばで、夜になると家中を徘徊しているようですが、とっても温厚なねこです。他の2匹のねこに「シャー」と威嚇されても、喧嘩することもなく、何もなかったようにシラ〜ッとしています。まだ10ヶ月の仔猫なのに、Hawaiian Humane Societyで暮らし、誰かに引き取られたのも束の間、すぐにHawaiian Humane Societyに戻されたと思うと、とても可哀想になってきました。たまに膝の上で寝たりしているのを見ていると心が痛んで、思わず「うちで引き取ろうかしら」などと思ってしまいますが、心を鬼にして「だめ!だめ!」と自分に言い聞かせています。早く永遠のお家が見つかることを願っています。

エマージェンシー里親が預かっている動物のスペシャルサイトができました。こちらをご覧くださいね。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)17日目:母からのメール

都市封鎖17日目:4月8日(水) 感染者数:435人(前日比25人増)

6年前に父が亡くなってから、生まれて初めての一人暮らしをしている母が心配で、毎日ハワイ時間の午後12時30分(日本時間では翌日の午前7時30分)にスカイプで連絡を取っています。と書くと、ハイテクな母のように聞こえますが、iPadではスカイプとメールしかできません。携帯もガラケーの母です。

 

 

スカイプ以外にも母からはたまにメールが届くのですが、返事に困る時があります。今日のメールもそんなメールでした。(全て原文のままです)

 

母「電話のベルが鳴り止まない」

私「どの電話ですか?固定電話ですか?電源を抜いてみてはいかがですか?」

母「目覚まし時計のベルでした。目覚ましかけてました」

 

しばらくすると

母「スカイプ繋がりませんでした、パンを焼くが焦がしてしまいました。どうしたのかな?auへ行った方がいいのかな?」

私「困りましたね、私ではわかりません」

母「auへ行ってみますね」

緊急事態宣言発令直前のことでした。やれやれ。