都市封鎖23日目:4月14日(火) 感染者数:517人(前日比13人増)
私は、小さい頃から読書が大好きな文学少女でした。多読乱読だったのですが、その中でも大好きだったのは、「若草物語」「ジェン・エア」「嵐が丘」「アンネの日記」「秘密の花園」などでした。つまりは、ちょっとおませな夢見る夢子だった訳です。
今朝の散歩の途中に、ふと第二次世界大戦中にドイツ軍からの迫害を避けるためにオランダの隠れ家で2年間も過ごしたアンネ・フランクのことが思い浮かびました。今の私の生活は、彼女が強いられた生活とはほど遠い生活です。友人との食事や美容院に行ったり、ビーチで寝そべることはできませんが、好きな時に散歩はできますし、必要最低限のお買い物もできます。友人とはテキストやZOOMなどで連絡を取り合うことができています。そして、何よりハワイの青い空を見ることができます。
ただ、既に都市封鎖が始まってから3週間が過ぎ、まだあと2週間、もしくはそれ以上続くかと思うと、ちょっと憂鬱になってきます。3月23日にホノルル市での都市封鎖が始まってから、ブログを毎日書き始めました。最初は、記録用にと思ったのですが、もしかしたらこういう自由がない環境の中、何らかの形でアウトプットする欲求に駆られたのかもしれません。それは、アンネ・フランクが、架空の友人のキティへの手紙形式で日記を書いたことに通じるものがあるのかもなどと妄想しながらの今朝の散歩でした。