ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)37日目:ニュースを見なかった日

都市封鎖37日目:4月28日(火) 感染者数:609人(前日比2人増)

レストランでテイクアウトをピックアップしたり、オンラインセミナーに参加したり、友人とLineで情報交換したりしていたら、時間があっという間に経ってしまい、今日はニュースを全く見ませんでした。

元々ニュースを見るのが大好きというかニュースオタクで、自宅にいる時は朝と夕方と夜のハワイのニュースは欠かさず見て、それ以外の時間もCNNやBBCを見ています。新型コロナウイルス拡大防止のためにロックダウンが始まってからは、いつものニュース以外にも、大統領や州知事そして市長の記者会見中継も毎日のようにあるので、毎日正午から午後3時頃まではテレビの前に釘付けになっていました。実際の生活に直結する内容の発表があるので、見逃すわけにはいかないと思っていたのです。

ニュースや記者会見は、連日良い話はあまりなく、心がワサワサするようなことばかり。でも、情報収集のためには必要なこと。。。と思って見ていましたが、いろいろな事があって見れなかった今日、実はとっても精神的に楽でした。いつ何が起こって、何が発表されるのかとピリピリすることなく、リラックスできたように思います。

目の前の日々の生活に精一杯で気づかなかったのですが、今までに起こったことのない事態に身を置くことになって、やはりどこかで精神的に無理をしていたようです。ライブで記者会見を見なくても、あとでまとめてニュースをチラッと見たり、ネットや新聞を読めば済むことだということがわかりました。家に籠もっているせいか、余計に世間のことが気になり、ニュースや記者会見を見たくなります。でも、ロックダウン(都市封鎖)が長丁場になってきている今、自分の心の平和のためには、ときどきこうやってニュースを見ずにリラックスした日も必要なんだなと痛感しました。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)36日目:母との会話

都市封鎖36日目:4月27日(月) 感染者数:607人(前日比1人増)

 

新型コロナウイルス禍の前から続いている母との毎日のスカイプ。本日は、なぜか写真撮影ができなくなったiPadのお話しです。

母「新聞に海外在留邦人への(新型コロナウイルス対策の)給付金についての記事があったから写真を送るわね」

私「ありがとう」

 

しばらくすると、メールがきて

母「作動しない?どうすりゃいいのかな?」

私「何が作動しないのですか?」

母「写真を写そうと思うが、準備中と出て動きませんでした」

 

またしばらくすると、今度はスカイプの呼び出し音がして

母「やっぱり写真を撮ることも送ることもできないのよ」

私「う〜ん、私ではわかんないな〜。でも新聞記事はネットで見つけたから大丈夫よ」

母「あら、そう、でも念のためauに行って見てもらってくるわ」

私「でも、今日の午後にでも緊急事態宣言が出るんじゃないの?」

母「だから、その前に行ってくるのよ」

私「。。。」

 

auから戻った母から、「チャチャッと触って直してもらったわ。写真も撮影できるわよ」と、新聞記事の写真がメールで送られてきました。

iPadで写真撮影と写真送信ができないのは、母にすれば緊急事態かもしれませんが、安倍総理から緊急事態宣言が出る直前に、密な状態で年寄りの接客をしなくてはいけなかったauの係りの方には多大なるご迷惑をおかけしたことと思います。この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。大変申し訳ございませんでした、そして本当にありがとうございました。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)35日目:テイクアウトのリサイクル

都市封鎖35日目:4月26日(日) 感染者数:606人(前日比2人増)

基本的には家で料理をしているのですが、さすが毎日3食作っていると煮詰まることもあるので、ちょこちょことテイクアウトを利用しています。現在、ハワイのレストランやバーは営業停止中のため店内での飲食はできませんが、テイクアウトやデリバリーは可能です。

テイクアウトやデリバリー用のメニューは、レストランによってまちまちです。レストランで出しているメニューと同じメニューだったり、いつものメニューと違ったスペシャルメニューだったり、調理済みで温めるだけのお料理だったりと、いろいろなパターンがあります。ただ、やはりアメリカサイズなので、ボリュームがあって食べきれずに残すこともあります。

そうすると次の日には、少し手を加えて、違ったお料理にして食べることにしています。大量のカレーを作ったときに、一日目はカレーライス、二日目はカレーうどん、三日目はカレースープにするのと同じ発想です。

今回は、とある有名レストランのファミリーパック(4人前)を注文して3人で食べたら、結構残ってしまったので、「テイクアウトのリサイクル」をすることにしました。

 

生モノのシュリンプカクテルは、火を入れてハワイ名物ガーリックシュリンプに。

 

チキンウィングは、ハワイの家庭料理のしょうゆチキンにしました。付け合わせの温野菜も一緒に煮込んで。

お料理下手ながら、知恵をしぼって、お料理するのも気分転換になって楽しいですね。今のうちに、たまにしかしないから楽しいお料理をエンジョイしたいと思います。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)34日目:州からのお達し

都市封鎖34日目:4月25日(土) 感染者数:604人(前日比3人増)

先日、ホノルル市から都市封鎖延長の発表があったので、今更という感じではありますが、ホノルル州も都市封鎖を5月31日まで延長することになり、イゲ知事が記者会見を行いました。都市封鎖発表も都市封鎖延長発表も、ホノルル市が先行しているので、心の準備はできているとは言うものの、やはり何かズシンとくるものがあります。

振り返ってみると、3月はバタバと過ぎていきました。楽しみにしていたイタリア旅行を中止して、都市封鎖がどういうものかわからないながらも準備らしきことをして、海外から帰ってくる友人の自宅待機のお手伝い。生まれて初めての都市封鎖なので、全てが手探り状態でした。

4月は新しい生活パターンの確立をしながらも、将来の生活が心配になってきました。このままいくと、2ヶ月目になる5月はどうなるのでしょうか。「Stay at Home, Work from Home Order(自宅待機、在宅勤務の行政命令)」が始まった頃は、「毎日することもないだろうから、ブログを書いて、積読本を読んで、家の片付けをして、たまった事を全部済ませよう」と、今までやりたくてもできなかったことを野心的に片付けるつもりだったのですが、なかなかできないでいます。仕事もほとんどない今、「時間がない」というのは、言い訳でしかありません。人と接したり、仕事がないのでストレスフリーでもあるので、やはりこの機会に、普段できないことをやらないと。。。少なくとも、毎日のブログ継続、そして一週間に一冊は本を読みたいですね。

この新型コロナウイルス禍による自宅待機が終わったときに「大変だったけど、普段できないことができて充実した日々だった」と回顧できるようになっていたいと思う今日この頃です。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)33日目:花に癒される

都市封鎖33日目:4月24日(金) 感染者数:601人(前日比5人増)

都市封鎖が始まってから毎朝歩くようになりました。朝の早い時間、住宅街を歩いています。人も車も少ない静かな朝の澄んだ空気が心地よく、鳥のチュンチュンと鳴く声が耳に響きます。

そして、なんと言っても、お家の庭や街路樹に咲く花の素敵なこと。よく「常夏のハワイ」と言われるのですが、ハワイにも一応季節はあります。四季はありませんが、夏と冬で咲く花も少し違いますし、春から夏にかけて咲く花も多いような気がします。

 

都市封鎖が始まった3月末頃からちらほらと見かけるようになったプルメリアも、今では満開です。そして、最近ではシャワーツリーの花も見かけるようになりました。

 

ハワイらしいハイビスカスやバード・オブ・パラダイス(極楽鳥花)も咲いています。

 

悲恋花とも呼ばれる半円形のナウパカは、私の好きな花でもあります。

散歩は短調なものですが、こうやって色鮮やかな花を見ると、心が穏やかにそしてウキウキとしてきます。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)32日目:自然な生活

都市封鎖32日目:4月23日(木) 感染者数:596人(前日比4人増)

今の生活って、とても特殊な生活だと思うんです。来る日も来る日も目覚まし時計をかけずに、目が覚めれば起きて、朝ごはんを食べて、誰とも会わず、仕事のアポもなく、クライアントと話すこともなく、撮影もない。昼ごはんを食べて、お昼寝して(これはしない人の方が多いらしいです)、少ししたら夕食の時間がきて就寝。スケジュール管理のソフトウェアは3月からほぼ真っ白な状態。

小学生の時の長かった夏休み中も、朝のラジオ体操があったりしましたよね。学生時代も就職してからも、毎朝目覚まし時計に叩き起こされていました。こんなに長い間目覚まし時計のない生活というのは、幼稚園に入園して以来のような気がします。

外出自粛で不自由ではあるものの、何の制約もなく、自由に使える時間だけはたくさんあります。仕事はボチボチとしかなく、新型コロナウイルスや将来を考えると不安もありますが、毎日お昼寝もできるのんびりした暮らしです。

こういう暮らしの中で気付いたのですが、私は7~8時間寝ると、次の日の朝の目覚めがとてもすっきりしています。朝は、簡単にスムージーで済ませないで、ちゃんと朝ごはんを食べて、昼ごはんもしっかり食べると、間食なしに晩ごはんまで過ごせます。きっと、これが私の身体にあった自然な姿なんだと思います。そう思うと、今までどんなに無理をしてきたことか。これからは、もう少し自分にあった自然な生活をしたいと思います。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)31日目:カウアイ島の市長が面白い

都市封鎖31日目:4月22日(水) 感染者数:592人(前日比6人増)

ハワイ州には、4人の市長がいます。それぞれ、カウアイ島、オアフ島、マウイ島とモロカイ島とラナイ島、そしてハワイ島を管理しています。

その中でも、一番若いカウアイ島のカワカミ市長が面白いと評判です。3月末から夜間外出禁止令を出すなど、なかなか厳しいカワカミ市長ですが、夜間外出禁止令を出してからやったことは・・・なんと、「家で楽しめること」をインスタグラムのビデオで紹介することでした。@mr._mrs.kawakamiでは、お料理、折り紙、手品、ダンス、自家製消毒液作りなどありとあらゆることを市長自らが実践しています。

ただ単に夜間の外出を禁止するだけでなく、外出できないなら家で何をしたらいいのかを身を以て見せてくれるカウアイ市長は、全米のテレビや新聞でも紹介されていて人気です。もしかしたら、これからのハワイを背負う政治家になるかもしれません。ちょっと注目の必要がありそうです。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)29日目:お化粧してない

都市封鎖29日目:4月20日(月) 感染者数:584人(前日比4人増)

今日、仕事の関係で日本の弁護士さんと打ち合わせをすることになりました。弁護士さんからは「電話かZoomで」と言っていただいたのですが、電話にしてもらうことにしました。本来なら、Zoomで顔を見ながらお話しするのがいいのでしょうが、敢えてZoomにしてもらったのは、単純に「お化粧するのが面倒」という理由からでした。(弁護士先生、ごめんなさい!)

29日前に外出自粛となってから、外出したのは食料品と生活必需品の買い物と散歩くらいなものです。そして、いつもマスクを着用しています。最初の頃は、マスクで隠れていない顔の上部と目だけはちゃんとお化粧もしていましたが、最近はすっかりスッピンです。

誰に会う訳でもないので、まあいいかと思いながら1ヶ月。社会人になってから、こんなに長らくお化粧していないのは初めてですね。お肌の為にいいのかどうかは不明ですが、朝の15分程度と夜の5分程度の時短となり、面倒くさがり屋の私には嬉しいことです。これからもマスク着用が定着しそうなので、ますます手抜きのお化粧ができるかも。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)28日目:嬉しかったこと

都市封鎖28日目:4月19日(日) 感染者数:580人(前日比6人増)

今朝、嬉しいことがありました。いつも通り朝の散歩に行ったのですが、初めて近所の高校の横の坂道を登ってみることにしました。

途中で、道の反対側を歩いているアスリート体型の小柄な女性が「グッドモーニング!」って声をかけてくれたのです。お互いマスクをしているので、笑顔だったかどうかはわかりませんが、声は確かに明るい声でした。私も大きな声で「グッドモーニング!」と、手を上げながら答えました。

その「グッドモーニング!」が、本当に嬉しくって、坂を登りながら泣きたい気持ちになりました。そう言えば、家族や友人とはテキストしたり電話で話したり、お届け物をしたりしてもらった時に少し立ち話をすることはあるのですが、他人と話をすることはほぼありません。スーパーでも、みんなマスクをしていて、なんとなく「話しかけないで」オーラが出ているような気がするのは私だけでしょうか。昨日書いたようにファーマーズマーケットもドライブスルーになってしまったので、農家の人から知らない菜っ葉の名前を教えてもらったり、ビーツの調理法を直接教わることもなくなりました。

以前は、見ず知らずの通りがかりの人と話しをするって面倒なことだと思っていましたが、実はそうではないのかも。知らない人と話しをすることで、社会との繋がりを保っているのかもしれませんね。

散歩途中に見つけたムカデをパチリ。死んでましたが、大層気持ち悪かったです。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)27日目:ファーマーズマーケットもドライブスルー

都市封鎖27日目:4月18日(土) 感染者数:574人(前日比21人増)

新型コロナウイルス感染者が2桁台で増えている今、出来るだけ外出は控えています。食料品の買い出しも、週に一回程度。スーパーに行けば、一応なんでも揃うのですが、毎週行っていたファーマーズマーケットでのお買い物が恋しくなっていました。ファーマーズマーケットの野菜は、スーパーで買うハワイ産野菜より安いですし、何よりも新鮮なのが魅力です。アメリカ本土からやってくるレタスは、2~3日もすると萎れてきて、冷蔵庫に入れていても一週間もつかもたないかです。ハワイ産レタスは、冷蔵庫の野菜室に入れておくと、最低でも2週間、うまくいくと3週間はもちます。

毎週土曜日にダイヤモンドヘッド近くのカピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)で開催されていたファーマーズマーケットは、多分ハワイ州最大のファーマーズマーケットです。規模が大き過ぎるので、6フィート(約1.8メートル)のソーシャルディスタンシングを取るのは難しいという判断のせいか、3月半ばから開催されていません。レストランからの注文も減っているはずですし、農家も困っている訳です。

そこで、KCCのファーマーズマーケットを主催しているハワイ・ファーム・ビューローが、一週間前に買いたい野菜や関連商品を予約購入して、当日はドライブスルーで受け取るだけという「Farm to Car(農園から車へ)」を始めました。野菜の予約購入は、ウェブサイトからです。ファーマーズマーケットで、農家の人から知らない野菜のことを教えてもらったり、調理の仕方を教えてもらったりすることができないのは寂しいですが、とりあえず野菜を買えるのは嬉しいことです。

が、超人気のこのサイト、なかなかアクセスできません。失業保険のサイトと同じくらいのアクセス率ではないかと思うほどです。野菜を手に取って吟味することもできないですし、注文の最低金額が25ドルなので、普段ならそんなに買うこともない野菜を買ってみたりしました。

ウェブサイトへのアクセスに比べたら、当日のドライブスルーの簡単なこと。ピックアップ時間は午前9時から正午なので、10時頃に行ったら、前に数台の車がいましたが、待ち時間は3分ほど。購入確認のメールを携帯で見せたら、真っ赤なエコバッグに入った商品をもらうことができ、全行程5分ほどで終了しました。これなら是非来週も利用したいのですが、果たしてサイトにアクセルできるのかどうかが鍵になりそうですね。