落とし物見つけたらホノルル警察のパトカーがきた話

9月22日(火) 感染者数:11,522人(前日比63人増)
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)2.0 27日目

朝、いつも通り新聞の星占いをチェックしながらエスプレッソコーヒーを飲んで、ジョギングへ。昨日から聞き始めたオーディオブック「Oona Out of Order」を聴きながらのご機嫌なジョギングなので、あっという間に時間も過ぎます。

あと5分ほどで家に到着というところで、ふと足元に目をやると、歩道の横の街路樹の根元に女性用の黒い財布。その周りには身分証明書らしきカードが数枚散らばっていました。

「あれ?」とは思ったものの、UPSの制服を着た人の良さそうな若い男性が前から歩いてきたので、きっと彼がなんとかしてくれるだろうと通り過ぎました。しばらく走り、交差点で信号が青に変わるのを待ちながら、今来た道に目をやると、UPSの男性は落ちている黒い財布の手前の車に乗り込んでどこかに行ってしまいました。

今度は「あれれ?」となり、どうしようか迷ったのですが、「これがもし私の財布だったら。。。」と思うと居ても立ってもいられなくなり、黒い財布の現場まで戻りました。

さて、どこに電話するのやら。「911(日本の110番)」に電話していいのか、いや緊急じゃないからダメなのか。結局ホノルル警察の代表電話にかけて、オペレーターに「道端で財布を見つけたんだけど」と言うと、「担当部署に回すわね」と言われて回されたのは、どうも911のディスパッチャーでした。

ディスパッチャー「どうしましたか?」
       私「道で落とし物の財布を見つけました」
ディスパッチャー「あ、じゃ届けたいの?」
       私「いや、できれば触りたくないです」
ディスパッチャー「わかったわ。警官に行ってもらうけど、そこに居る?」
       私「はい、もちろんです。待ってます」
ディスパッチャー「そう、じゃ場所は?」

電話を切って5分ほどするとパトカーに乗った警官がやってきました。サイレンは鳴らしていませんでしたが、青色灯(日本は赤色ですがアメリカは青色です)は点けていました。

パトカーやら制服の警官を見て、やや興奮状態の私は「ここ、ここです! あそこにも落ちてるし」と大声で説明しました。警官は慣れた感じで、黒いゴム手袋を着用して、手際よく財布とカード類を集めてパトカーの中に。

戻ってくると「身分証明書は?」と聞かれたのですが、ジョギング中で何も持ってないことを伝えると、名前と住所と電話番号を聞かれました。「落とした人から謝礼でも届くのかしら?」と脳天気なことを考えながら伝えると「ありがとう、じゃ、あとは僕がやっとくから」ということで一件落着。

あの財布は、どう見ても盗難にあった人の財布。きっと現金だけ抜かれて、身分証明書などは捨てられたのでしょう。知能犯だったら、身分証明書も持っていきそうですが、どうもただのコソ泥だったようです。

面倒なことに関わることが嫌で一度は通り過ぎてしまいましたが、別に急いでいるわけでもなく、「自分が持ち主だったら」と考えて戻った私。これがもし、コロナ前で朝から仕事が入っていたら、同じことをしていたでしょうか? いい行いができたと自画自賛しながらも、自分の親切心の薄っぺらさを軽蔑した朝でした。

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