都市封鎖68日目:5月29日(金) 感染者数:648人(前日比1人増)
先日お母さんを亡くした友人、今度はお父さんが入院なさいました。友人は、今度ばかりは絶対日本に帰ると固く決心して準備を進めていました。
帰国後の手順や14日間の隔離場所の確保などをしていたら、大変なことが発覚しました。友人は、10年以上前にアメリカ国籍を取得していたのです。現在、日本国籍のある人または特別なビザおよび永住権を現時点で保持している外国人以外は、日本入国ができません。
不思議なことに、アメリカは、14日間の隔離の義務はありますが、日本人に対してビザ免除プログラムを停止せずに、ESTA(米国電子渡航承認システム)も通常と変わらず運用されています。つまり、日本人は今でもビザなしでアメリカに入国ができるということです。これは、アメリカに比べると、日本の新型コロナウイルス感染率がずっと低いからでしょうか。
友人がアメリカ国籍を取得したのには、いろいろと事情もあったかと思いますが、まさか今のような事態が起こるとは予測できなかったと思います。3月にイタリア旅行を断念した際に、アメリカ国籍取得も考えようかと思っていましたが、こうなるとやはり母が存命の間はやめておいた方がいいのかもしれません。
国籍や在住する国というのは、深刻な問題です。いろいろな要素を考えても、思いもよらないことが起こってしまいます。本当に思いもよらないことが・・・