寒中お見舞い申し上げます。
希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。2020年が、明るく健康で実り多き一年になりますようにお祈りしています。
すっかり忘れていましたが、一年前にもおせち料理について書いていたんですね。そして、「三日続けておせち料理を食べている今、『来年は、黒豆と伊達巻と田作りだけでいいな』と考え中です。でも、今年のクリスマスを過ぎる頃には、いそいそと買い物に行き、おせち料理の準備をしている自分がいるような気がします。『先祖代々続くレシピを守るために』などという大義名分ではなく、自分のために作るおせち料理。年に一度の真剣お料理、自分だけのための時間です」などと書いています。そして、全くその通りに、今年もおせち料理を作りました。
でも、本当にそろそろおせち料理からの引退を考えています。
昨年末に、スーパーで黒豆を買っていたら、ちょうど通りかかった80歳くらいの日系の老婦人に「黒豆作るの?」と聞かれたので、「はい」と答えると、「私も10年ほどまでは作ってたんだけど、もう作らなくなったわ」とのこと。そう言えば、実家の母も、もうおせち料理は作っていないようです。おせち料理の引退は、何歳からなんでしょうね。
最近は、インターネットのために本当に年中無休となり、大晦日締め切りや元日締め切りの仕事を抱えるようになってしまい、時間をかけてゆっくりおせち料理を作る時間もない状態になってきました。「自分だけのための時間」も取れなくなってきている状態です。本当は、年末年始くらいゆっくり休んでみたいのですが、アメリカは元日だけが休日で、大晦日も1月2日も通常通り。株式市場も銀行もオープンしています。
今年の年末は、完全引退か、部分的引退(黒豆と伊達巻と田作りだけ作る)か、それともやっぱり例年通りおせち料理を作っているのか。なんとなく答えは既にわかっているような気もしますが、心に余裕を持って大晦日を迎えることができるように、しっかりと一年を過ごしたいと思います。