🇯🇵🇮🇹🇺🇸テイクアウトのすすめ @Vino Italian Tapas and Wine Bar

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)129日目:7月29日(水)
感染者数:1,263人*(前日比109人増) *データに調整が入りました。

ハワイ州の新規コロナウイルス感染者数が初めて3桁になりました。7月に入ってから徐々に上昇傾向にありましたが、100人を超えるとは思ってもいませんでした。

レストランは通常通り営業していますが、レストランでの食事が心配な人はテイクアウトの利用が多くなることが予想されます。そこで、一軒のレストランでお寿司とイタリア料理とアメリカ料理(ステーキ)を一度にテイクアウトできるお店を紹介します。ハワイにはインターナショナルな家庭も多く、家族の中にはお寿司が好きな人もいればステーキが食べたい人もいたりして、なかなか意見がまとまらない時もVino Italian Tapas and Wine Barなら安心です。

現在Vinoのキッチンでは、Sansei Seafood Restaurant & Sushi BarとD.K. Steakhouseのシェフが期間限定で働いています。実は、この3軒のレストランは、ハワイの有名シェフのD.K. コダマさんが経営しています。SanseiとD.K. Steakhouseは、ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ内にレストランがあるのですが、現在ホテルが閉鎖中ですので営業できません。ということで、シェフがVinoのキッチンに引っ越してきたという訳です。

Sanseiのちらし寿司($19.95)は、直径20センチはゆうにある大きなお寿司です。マグロ、ハマチ、鮭、麹に漬け込んだカジキマグロ、スパイシーツナ、マサゴ、たまご、そしてお漬物がついています。お魚はハワイ近海で獲れたものを中心に新鮮なお魚ばかりです。中でも、麹に漬け込んだカジキマグロは絶品です! あっさり味のカジキマグロのうまみを麹が上手く引き出しています。ちなみに二人で食べてもたっぷりのボリュームですので、注文の際にはご注意くださいね。

創作寿司で有名なSansseiの巻き寿司には定評があります。もちろんバラバラでも注文できますが、お得なさくらプレート($48)には、Sansei特製スパイシークラブロール、裏巻きスタイルのタカロール、裏巻きスタイルのスパイシーツナロール、そして握り寿司各種が並んでいます。日本のお寿司屋さんでは絶対に食べることができないような巻き寿司ばかりです。麹に漬け込んだカジキマグロも握り寿司として入っています。

Sanseiのシグネチャー巻き寿司6種を集めたSansei-tional($75)は豪華で家族での集まりにぴったりです。中でも、甘酸っぱいタイのチリソースと一緒に食べるドラゴンフライロールやウナギのタレをつけて食べる69ロールは圧巻です。中でもドラゴンフライロールは、香草が入っていて、タイのチリソースとよく合います。お寿司がこんなに進化してしまうとは驚くばかりです。いつもの太巻きや助六に飽きたらぜひ試してみたいお寿司です。

Vinoでは、シェフのキース・エンドウによる2人前のテイクアウト「Vino for Two($58)」を日替わりで出しているのですが、これは絶対に3〜4人前はあります。

まずはチーズとサラミがたっぷりのイタリアンチョップサラダ。

パスタは、あっさりとしたボロネーズソースのペンネと

しっかりしたレモンバター味のシュリンプスキャンピ。

メインの蒸し煮にしたショートリブには芽キャベツが添えられています。サニーサイドアップの卵をグレイビーソースがわりにショートリブに絡めて、さっぱりとした赤キャベツの酢漬けと一緒にどうぞ。

このお値段でこのボリュームなのに、デザートももちろんついてきます。キャラメルソースたっぷりのタルトタタンは、バニラアイスクリームを添えてアラモードにすると一層味が引き立ちます。

D.K. Steakhouseのテイクアウトメニューは、全てアラカルトになります。ホルモン剤や抗生物質など一切使っていないオールナチュラルの熟成骨付きプライムリブアイステーキは約620グラムほどあります。D. Steakhouseのシグネチャーディッシュです。

付け合わせには、ロブスターとエビがたっぷり入ったマッシュポテトがオススメです。オーナーシェフのD.K. コダマさんがカナダのウィスラーで食べたロブスターのマッシュポテトに全くロブスターが入っていなかったことに憤慨して、自分のレストランではロブスターがたっぷり入ったマッシュポテトを出すことに決めたという逸話の残っているメニューです。確かにポテトよりロブスターとエビの量の方が多めです。

お野菜は、シェフのキース・エンドウのシグネチャーディッシュの芽キャベツです。

お得感満載のテイクアウトメニューは、事前にオーダーすると午後4時から午後7時30分の間にピックアップできます。車を駐車場に停めて店内でピックアップすることもできますし、South Streetでのカーブピックアップもできます。テイクアウトの際には、ワインも購入することができますのでワインリストもチェックしてくださいね。

ヴィノ・イタリアン・タパス&ワイン・バー Vino Italian Tapas & Wine Bar
住所:500 Ala Moana Blvd., #6F, Honolulu, HI 96813
電話番号:808-524-8466
URL: https://dkrestaurants.com/index.php/restaurants/vino
テイクアウトメニューURL: https://dkrestaurants.com
Instagram: https://www.instagram.com/vinohawaii/
Facebook: https://www.facebook.com/vinohawaii/

イタリア料理も屋外のテーブルで @タオルミーナ シチリアン キュイジーヌ

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)124日目:7月24日(金)
感染者数:1,549人*(前日比60人増) *データ調整が入りました

ハリケーン・ダグラスは土曜日の夜から日曜日未明にかけてオアフ島に接近するようですが、今日のホノルルはいいお天気でした。

夜は友人カップルとワイキキのタオルミーナ シチリアン キュイジーヌ(Taormina Sicilian Cuisine)で食事をしました。医学博士の友人は、コロナ感染を心配してレストラン内での食事は避けたいということなので、テラス席にしました。やはり密はよくないようです。ちなみに上の写真は、レストランのオフィシャルサイトからお借りしたのですが、パンデミック前の写真なので若干テーブル数が今より多いです。

「なんでも食べるから美味しいものをオーダーして〜」とお願いしたら、ちょくちょくタオルミーナに来る友人はメニューが頭の中に入っているようで、手際よくオーダーしてくれました。

前菜その1:ルッコラ、ケーパービネグレット、パルメザンをたっぷりのせた極上牛フィレカルパッチョ
新鮮な牛フィレで美味しく、量的にも3人で分けてちょうどよかったです。

前菜その2:(本日のスペシャル)ハワイ島コナ産アワビのエスカルゴ風
絶品でした。一口食べて思わず「美味しい!」と言葉が洩れました。磯の香りがしそうなプリップリッの新鮮なアワビを贅沢に焼いています。これ、生で食べても美味しいアワビだと思います。

私のメイン:シチリア名物 生雲丹のスパゲッティ
タオルミーナのシグネチャーディッシュで、メニューにも「絶賛の逸品です!」と書いてあるだけあって、濃厚な雲丹とパスタがよく絡み合っています。安定の美味しさですね。

友人のメイン:イカ墨を練りこんだ生パスタ 海の幸と完熟トマトのピリ辛ソース
海の幸がてんこ盛りでした。イカ墨の生パスタって魅力的。ぜひ次回挑戦したいです。

友人のメイン:鮮魚モンチョンと季節野菜の炭火焼き フレッシュディルと共に
健康志向の友人はお魚にしました。モンチョンは、ハワイ近海で取れる白身の魚で、鯛ほど柔らかくなく、どちらかというと鰆に似た味と食感ではないかと思います。

デザート:アフォガート
食事の最後には、やっぱりデザートとコーヒーですよね。

友人のデザート:何かのアイスクリームかジェラートだったと思います。

パンデミック前、人通りの多いワイキキのテラス席に座ることはほとんどありませんでした。今は人通りも少ないのでいい感じでオススメです。ワイキキの夜風に吹かれてロゼのシャンパンとロゼワインをいただきながらの食事に満足した夜でした。

 

タオルミーナ シチリアン キュイジーヌ Taormina Sicilian Cuisine
住所:227 Lewers Street, R100, Honolulu, HI 96815
電話番号:808-744-2531
URL: https://taorminarestaurant.com
Instagram: https://www.instagram.com/taorminasiciliancuisine/
Facebook: https://www.facebook.com/taorminasiciliancuisine/

昨日のディナー Fête Bene ❤️ NY

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)115日目:7月15日(水)
感染者数:1,292人*(前日比29人増) *データに調整が入りました。

ダウンタウンの人気レストランFêteのエグセクティブシェフRobynne MaiiとシェフドキュイジーヌEmily Iguchi、そしてカポレイのMad BeneのエグセクティブシェフBao Tranの共通点は? 3人ともオアフ島に居を移す前はニューヨークのレストランで働いていました。そして偶然にもシェフEmilyとシェフBaoはマンハッタンのトライベッカ地区にあるLocanda Verdeのキッチンで切磋琢磨していました。

ニューヨークのようなアメリカの大都市で、人びとが住んでいるアパートや家から歩いて行けるほど近い場所にあるレストランを「neighborhood restaurant(近所のレストラン)」と呼びます。大きなチェーン店ではなく、オーナーシェフが小さいながらも手のこんだ美味しい料理を出すレストランです。

FêteもMad Beneも、そんな「neighborhood restaurant」を彷彿させるこじんまりとしたレストランでシェフが手間と時間をかけた他にはない料理を出しています。Fêteではイタリア料理をベースにしたコンテンポラリーな料理、Mad Beneではピザやパスタを中心としたイタリア料理をだしています。

この2軒のレストランの3人のシェフが集まって作り出したニューヨークのお料理を堪能するという素敵なイベントに行ってきました。残念ながら今宵一夜のイベントですが、今だからできるイベントですよね。ハワイ州外への旅行がままならない今、こんなイベントが増えればいいなと思います。

6コースの前菜は、スモークサーモンのサラダとベーグルチップ、そして少し酢で締めたカンパチです。スモークサーモンは缶に入っていて、上にはびっしりとイクラがのっています。スモークサーモンとイクラの間には、クレームフレーシュがたっぷり。このままナイフでベーグルチップにのせていただきます。甘酢でしめたカンパチにはケッパーとディルを和えたものが添えられています。都会的センスのプレゼンテーションとこの発想、そしてもちろんお味も素晴らしい一品でした。

2つ目の前菜は、ハワイ島ケアアウの子羊のカルパッチョです。長粒米をウコンと一緒に炊いたものをポン菓子のように圧力をかけて膨らませたもの(黄色い芋虫みたいに見えますが)やスパイスで和えたヨーグルト、中東料理のスパイスのスマックのオイル、トマトのコンフィと一緒にいただく子羊は、思ったほど獣臭くありませんでした。自家製ピタパンが薄いながらもモチッとしていて美味しかったです。

このガーリックピザはコースメニューに含まれていないのですが、Mad Beneのシグネチャー料理ということで特別に出してもらいました。6種の方法で調理したガーリックを使っています。ガーリックのコンフィ、ガーリックオイル、ガーリックのピューレ、ガーリックチップ、ガーリックのベシャメルソースとあともう一つ。。。どうしても思い出せません。次回お店で確認したいと思います。ガーリックの旨味が、あちらからもこちらからも攻めてくるようなピザです。

コースに戻って、蟹のスパゲッティです。イカ墨を練り込んだパスタ、ソースはトマトのコンポートです。ガーリックのクリームとハラペーニョ、パセリを使った鮮やかな緑色のグレモラータと一緒にいただきます。イカ墨のパスタは、ハワイではあまり食べる機会がないので、久しぶりにいただきました。このお料理は、シェフEmilyとシェフBaoが一緒に働いていたニューヨークのLocanda Verdeのクロスティーニに敬意を払って創作されたそうです。

ルッコラの上には、薄くスライスしたウイキョウ、ペッコリーノ・ロマーノとパルミジアーノ・レッジャーノのチーズ、キクイモ(サンチョーク)のチップス。サンチョークのアイオリと一緒にいただきます。

J. Ludovico農園で放し飼いで育てられたチキンを麹のブライン液に漬け込んでからローストしたチキンは、皮はパリパリで身はとても柔らかくジューシーです。チキンの旨味たっぷりで、付け合わせの野菜も美味しかったです。

もうここまででかなりお腹いっぱいなのですが、最後のデザートは欠かせません。ラズベリーとライチとローズウォーターの色鮮やかなシャーベット。この3つの味の組み合わせは、パティスリー界第一人者のピエール・エルメがよく使うことで知られています。バターミルクのパンナコッタとマンゴーのジュレにはひきわり小麦を使ったショートブレッドが添えられています。

Fêteのシンプルながらもセンスが光る空間でいただくニューヨークの味。目にも舌にも満足な夜でした。実は、私はまだMad Beneに行ったことがないので、そのうち是非行ってみたいと思います。

 

 

フェテ Fête
住所:2 North Hotel Street, Honolulu, HI 96817
電話番号:808-744-7400
URL: https://www.fetehawaii.com
Instagram: https://www.instagram.com/fetehawaii/
Facebook: https://www.facebook.com/fetehawaii

 

マッド・ベネ Mad Bene
住所:4450 Kapolei Parkway, Kapolei, HI 96707
電話番号:808-369-1390
URL: https://www.madbene.com
Instagram: https://www.instagram.com/mad.bene/
Facebook: https://www.facebook.com/madbene/

昨日のランチ @Rigo Hawaii

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)114日目:7月14日(火)
感染者数:1,264人*(前日比22人増) *データに調整が入りました。

ホノルルのほとんどのレストランはオープンしていますが、友人と出かける回数はめっきりと減ってしまいました。私は外食に抵抗はないのですが、相手がどう思っているのかが気になって、なんとなく食事に誘うと悪いかなと遠慮してしまっています。

そんな中、インスタの写真の撮り方のコツなどを教えてもらうアーティストの友人と久しぶりにランチに行ってきました。リアルに会うのは、もうかれこれ4ヵ月ぶりくらいです。メールやソーシャルメディアでは連絡を取り合っているとはいうものの、やはり実際に会うといろんな話しが出てきて、あっという間の2時間半でした。

ランチの場所は昨年オープンしたRigoというイタリア料理とスペイン料理を味わえるレストランです。と言っても、イタリア料理とスペイン料理をヘンに融合するのではなく、全く別物として本物のイタリア料理とスペイン料理を楽しむことができます。

内装はちょっとリッチでとても素敵です。天井が高くて空気が流れているので密にもなっていません。ソーシャルディスタンシングもしっかり守られています。

まずはドリンク。友人はきゅうりのソーダ、私はラズベリーのソーダにしました。ランチなので残念ながらアルコール抜きです。

一つ目の前菜は、ハワイらしくパパイヤを使ったクロスティーニ。マカダミアナッツのブロッサムハニーがマスカルポーネチーズと生ハムの塩味とよく合います。

二つ目の前菜は、ベネチア名物料理のインサオールです。油で揚げたうなぎを玉ねぎとレーズンと一緒に酢漬けにして、松の実を散らしています。

最後は、チキンのパエリアにしました。ブーツ型をしたイタリア半島のつま先部分のカラブリア州にあるスプリンガという町が発祥と言われるンドゥイヤというちょっと辛いスパイスが効いています。

ランチ時には、サラダをセットにしたお得なランチメニューもありましたが、今回は友人と一緒だったので、お料理を数点オーダーしてシェアしました。コロナ禍の今、ヨーロッパは遠い場所になっていましたが、ほんの少しイタリアとスペインをランチで楽しみました。Grazie & Gracias!

 

リゴ・ハワイ Rigo Hawaii
住所:885 Kapahulu Avenue, Honolulu, HI 96816
電話番号:808-735-9760
URL: https://www.rigohawaii.com
Instagram: https://www.instagram.com/paihonolulu/
Facebook: https://www.facebook.com/Rigo-Hawaii-326727378024929/