久しぶりに州立図書館へ

8月12日(水) 感染者数:3,958人(前日比202人増)
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)から143日目

何ヶ月かぶりにマノアにある州立図書館に行ってきました。ここは数年前に新築されてWi-Fiも完備しているので、夏になると涼を求めてラップトップ持ち込みでよく来ていました。

今年は新型コロナウイルス感染症予防のために、部屋の中に入ることができません。書棚を見ながら読みたい本を見つけることはもちろん、デスクトップを使ったりラップトップを持ち込んで仕事をすることもできません。が、かろうじてインターネットを通じて借りた本を部屋の前でピックアップすることはできます。

数日前にTwitterでがびさん(@gaby6100)が「Eleanor Oliphant is completely fineエレノア・オリファントは今日も元気です)はオススメ」と書き込んでいらしたので、貸し出し申請しました。今朝マノア図書館に届いたというメールをもらったので、ランチ後にピックアップしてきました。

図書館で本を受け取り、家に帰る車中でふと「本には新型コロナウイルスは付着しないのかしら?」という疑問が湧き起こりました。州立図書館では返却された本は最低でも4日間は隔離しているそうですし、インターネットで調べる限りは安全なようです。

とはいうものの、念のため自家製アルコール消毒液で表紙と背表紙を軽く拭きました。そして医学博士の友人に「図書館の本って大丈夫なの?返却してeブックを買った方がいいかしら?」とメッセージを送ったら「大丈夫!」と返事がきました。

よかった、これで安心して読むことができます。返却期限は9月2日なので、それまでには読了するぞ!(自分に言い聞かせています)

隣島がまた遠くなりました

8月6日(木) 累計感染者数:2,914人*(前日比152人増) *データ調整済
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)から137日目

今週初めから新型コロナウイルスの感染者数が3桁となり、一向に減少する様子がありません。感染者数のほとんどがオアフ島であることを考えると、隣島の人びとが心配するのも当然と言えば当然です。

8月11日(火)以降にオアフ島から隣島を訪れる場合、14日間の自己隔離が義務付けられることになりました。感染者の少ない隣島からオアフ島を訪れる場合は、自己隔離の必要はありません。

ハワイ州では9月1日以降、到着前に新型コロナウイルスの陰性証明提示をすれば14日間の自己隔離を免除する予定ですが、本日の記者会見でイゲ知事は予定を先送りする可能性を示唆しました。

やっと島間の行き来が自由になったと思ったのも束の間。またオアフ島に閉じ込められてしまいました。オアフ島の中では自由に過ごしているので不便は感じませんが、どこにも行けない閉塞感を感じるのは私だけでしょうか。

そろそろマンゴーも終わりかな

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)135日目:8月4日(火)
感染者数:2,591人(前日比144人増)

今年は、友人からマンゴーをたくさんいただきましたし、チャイナタウンで買ったりもしたので、いろいろな種類のマンゴーをかなりいただきました。

散歩していても、マンゴーがたわわに実った木をよく見かけたので、今年はマンゴーの当たり年かと思っていたのですが、そうでもないらしいです。

そろそろ今年のマンゴーの季節は終わりを告げようとしています。新型コロナウイルスは、まだまだ蔓延中です。早くこちらも収束して欲しいものです。

たかがマスク、されどマスク

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)112日目:7月12日(日)
感染者数:1,220人*(前日比21人増) *データに調整が入りました。

アメリカは「自由」を大切にする国です。そんな国風が好きで、長く住んでいたはずですが、今回の新型コロナウイルス禍でアメリカという国そしてアメリカ人を見る目が少々変わったように思います。

新型コロナウイルス禍初期の頃は、アメリカ疾病予防管理センターでさえマスク着用の効果を認めていませんでした。が、4月にやっとマスク着用の効果を認め、着用を推奨してきました。今では、なんらかの形でマスク着用が義務付けられている州もたくさんあります。

ところが、どうしてもマスク着用が嫌な人びとがいるようで、その理由が「行政による選択の権利の略奪」とか「マスクを着用しない理由は、下着を着用しない理由と同じよ。通気が必要なのよ」と、まあめちゃくちゃです。トランプ大統領に至っては、「マスクは大統領や首相、独裁者、国王や女王には似つかわしくない」とまで言っています。

今まで、決してマスク姿をメディアの前に見せなかった大統領ですが、昨日軍関係の病院を訪問した際にマスクを着用し、各メディアがこぞって写真付きで報道しました。

今ではマスクは政治に利用され、共和党の政治家はこぞってマスク着用に反対、民主党の政治家は賛成しています。

マスク着用ってそんなものじゃなくって、人に迷惑をかけないために着用するもの。慣れれば車のシートベルトと同じことじゃないのかな。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)100日目:外出自粛最後の日

都市封鎖100日目:6月30日(火) 感染者数:917人*(前日比18人増) *データ調整が入りました。

3月24日から始まったホノルル市の「Stay at Home, Work from Home Order(自宅待機、在宅勤務の行政命令)」は、実質のところロックダウンとなり、現在はアメリカ本土からのフライトも1日数便だけ、ハワイと日本の間の直行便は全便急便の状態です。

4月21日には「Stay at Home, Work from Home Order(自宅待機、在宅勤務の行政命令)」は5月末まで延期となり、ハワイ州からは「Safer at Home(自宅待機推奨令)」が発表になりました。

そして5月14日、ホノルル市長からの発表で外出自粛が6月30日まで延長となり、新たな「Hoʻoulu I Honolulu(ホノルル の再建)」というスローガンが発表になりました。

ということで、ロックダウン100日目の今日はめでたい外出自粛最終日のはず。。。なのですが、新型コロナウイルス禍はまだまだ収まらず、お祝いムードは全くありません。

そして日本便の復活もまだまだ先のようです。

 

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)82日目:感染者数増加

都市封鎖82日目:6月12日(金) 感染者数:706人*(前日比15人増) *データ調整が入りました

しばらく一桁更新だった新規感染者数が、今日は一挙に15人となりました。この15人のうちの10人は、オアフ島の真ん中あたりに位置するワヒアワという町の一世帯からの感染者。現在は、感染した家族は自宅で隔離、感染しなかった家族はホテル住まいだそうです。

ハワイ島の救急医でもあるグリーン副知事によると、ちょうど二週間前はメモリアルデーの三連休があり、高校や大学の卒業のお祝いイベントが行われていた頃で、ここ2〜3日の新規感染者数の増加は想定内のことなので、特に心配はいらないとのこと。

新型コロナウイルスは高温に弱いので、夏には威力が衰えると聞いていたのですが、どうも違うようですね。常夏の、そして夏のハワイでも新規感染者数が減らないということは、今年の冬は大変な冬になりそうですね。

そう言えば、3月にイタリアで落ち合うことになっていた友人からテキストをもらいました。
  友人:「12月の10泊9日イタリア旅行のパッケージ旅行が$850であるよ」
  私: 「エアーだけ? それともホテルだけ?」
  友人:「いや、エアーとホテルの両方」
  私: 🤯
普段なら、なんとか仕事のやりくりをつけていたかと思いますが、今年の冬はまだ何がどうなるのか全く見当がつきません。夏や秋もどうなるか。それよりも、ハワイにはいつ観光客が戻ってくるのでしょうか。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)54日目:ショッピングモールは開いたけれど

都市封鎖54日目:5月15日(金) 感染者数:638人(前日比1人増)

本日から、オアフ島の各大手ショッピングモールが再オープンとなりました。どこもマスク着用とソーシャルディスタンシングが義務付けられ、時短営業となっています。

全米チェーンのデパートやブランド店は、まだオープンできていない店もあるようで、ブラックフライデー並みの混雑になるのかしらとも思っていたのですが、そんなこともなかったようです。

地元テレビ局のHawaii News Nowによると、アラモアナセンターでは全350店のうちオープンしていたのは1/4程度ほど。メイシーズ、ブルーミングデールズ、ノードストローム、ロス・ドレス・フォ・レスといった大型店はまだオープンしていなかったようです。

各店では、入店者の人数制限をしているので、ルイ・ヴィトンやアンソロポロジーでは入店待ちの列ができたようです。エスカレーター等の除菌作業は頻繁に行われています。

ショッピング客はまだまだ少なかったようです。新型コロナウイルス感染への懸念もあるかと思いますが、それ以外にはハワイの失業率が20%に近いことも理由の一つではないかと思います。今の不確かな時には消費者の財布の紐も堅いのも仕方のないことですよね。

6月にはレストラン再開も噂されていますが、その時にはどのような状況になるのでしょうか。レストラン店内に座って料理を食べたい人が列をなすのかどうか。私は、今から初日にどの店で食べようか思案中です。

 

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)47日目:店頭から消えた物

都市封鎖47日目:5月8日(金) 感染者数:629人(前日比0人増)

2月末、ハワイのドラッグストアの店頭には、ハンドサニタイザーや消毒用アルコールそして除菌スプレーなどもありました。ところが、ところが3月半ばになると、ハンドサニタイザーが姿を消し、除菌スプレーも店頭から姿を消してしまいました。米国疾病予防管理センターが、新型コロナウイルスの除菌にアルコールの使用を勧めてから、消毒用アルコールも全く見かけません。

そして、何よりなくなったのが、トイレットペーパーです。大型ディスカウントショップのコストコ、ドラッグストア、スーパーマーケット、どこを探してもトイレットペーパーがありません。トイレットペーパーは、アメリカ本土から入ってくるのですが、生産は通常に行われていて、本土からの運送もいつもと変わらないとのこと。なのに、なぜか多くの人が、買い溜めをしているようです。たまに店先に並ぶと、すぐになくなります。フェイスブックには、「ハワイ・トイレットペーパー・パトロール」というグループもできて、トイレットペーパーの各店での在庫状況情報の交換をしたりしています。5月に入ってから、たまに店頭で見かけるようになったので、少し安心です。

食料品では、インスタントラーメンやパン、パスタそしてお米が店頭から消えた時もありましたが、少し落ち着くと元に戻ってきたようです。インスタントラーメンやお米がなくなるというのは、アジア系アメリカ人の多いハワイ特有の現象かと思います。

それよりもないのが小麦粉とイーストです。パン屋さんやスーパーには、パンもケーキもクッキーもあるのですが、外出自粛で家にいるせいか、みなさんパンやケーキやクッキーを焼いているようです。アマゾンにも小麦粉とイーストはないようで、全米で不足しているようです。食料品ショッピングに出かける回数が減って、家で作れるものは作ってしまおうということでしょうね。子どもと一緒に作って楽しんでいる家庭も多いようです。

この際、普段の忙しい生活ではなかなかできないことを体験するのもいいことですよね。私も、久しぶりにクッキーでも焼きたいのですが、家には小麦粉がほとんどないので、もう少し辛抱が必要なようです。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)43日目:共生するということ

都市封鎖43日目:5月4日(月) 感染者数:621人(前日比1人増)

今日、BBCニュースを見ていたら、イギリス首相のボリス・ジョンソンが「新型コロナウイルスをなくすことはできない。これからは長期に渡る新型コロナウイルスとの共生が始まる」といった内容のことを記者会見で述べていました。まさに、その通りですよね!

米国のトランプ大統領はワクチンや治療薬の開発に躍起になって、新型コロナウイルスの撲滅をしようとしています。すぐに撲滅できるのなら、それに越したことはありませんが、現実問題として開発に膨大な時間がかかるワクチンや治療薬はすぐに手に入るものではないようです。トランプ大統領は、「年内にワクチンの承認を」と言ってますが、いまいち現実味がありません。

 

新型コロナウイルスは、今すぐに退治できる怪獣ではないので、ワクチンや治療薬ができるまでは、しっかりと石鹸で手洗いして、マスクを着用、そしてクラスターを作らずにじっくりと新型コロナウイルスと共生することが必要なように思います。そして、ワクチンや治療薬が完成したら、ドカンと脅かしたいですね。でも、きっとその後もインフルエンザと同じように共生することになるのかも。人に感染するインフルエンザにはA B C型があるようですが、幸いにも新型コロナウイルスは変化することなく一種類のようです。そうすると、ワクチンも1種類で、一度接種すると一生もつのか、もたなくても同じワクチンを数年毎に接種すればいいってことですよね。

米国人は、なんでも物事を白黒で判別したがる気質があるようですが、白黒で片付けられることが少ないのが現実のような気がします。物事にはグレーな部分があるように、新型コロナウイルスもすぐに撲滅できないかもしれませんが、上手に付き合っていく必要があるのではないでしょうか。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)37日目:ニュースを見なかった日

都市封鎖37日目:4月28日(火) 感染者数:609人(前日比2人増)

レストランでテイクアウトをピックアップしたり、オンラインセミナーに参加したり、友人とLineで情報交換したりしていたら、時間があっという間に経ってしまい、今日はニュースを全く見ませんでした。

元々ニュースを見るのが大好きというかニュースオタクで、自宅にいる時は朝と夕方と夜のハワイのニュースは欠かさず見て、それ以外の時間もCNNやBBCを見ています。新型コロナウイルス拡大防止のためにロックダウンが始まってからは、いつものニュース以外にも、大統領や州知事そして市長の記者会見中継も毎日のようにあるので、毎日正午から午後3時頃まではテレビの前に釘付けになっていました。実際の生活に直結する内容の発表があるので、見逃すわけにはいかないと思っていたのです。

ニュースや記者会見は、連日良い話はあまりなく、心がワサワサするようなことばかり。でも、情報収集のためには必要なこと。。。と思って見ていましたが、いろいろな事があって見れなかった今日、実はとっても精神的に楽でした。いつ何が起こって、何が発表されるのかとピリピリすることなく、リラックスできたように思います。

目の前の日々の生活に精一杯で気づかなかったのですが、今までに起こったことのない事態に身を置くことになって、やはりどこかで精神的に無理をしていたようです。ライブで記者会見を見なくても、あとでまとめてニュースをチラッと見たり、ネットや新聞を読めば済むことだということがわかりました。家に籠もっているせいか、余計に世間のことが気になり、ニュースや記者会見を見たくなります。でも、ロックダウン(都市封鎖)が長丁場になってきている今、自分の心の平和のためには、ときどきこうやってニュースを見ずにリラックスした日も必要なんだなと痛感しました。