ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)98日目:「平方ハウス」のメニューお試しイベント

都市封鎖98日目:6月28日(日) 感染者数:899人(前日比27人増)

ダウンタウンのスクエア・バレルは、ランチ時や仕事終わりの夕刻に近辺で働くビジネスマンやビジネスウーマンで賑わう地ビールが自慢のレストラン。常時20種類以上のドラフトビールを揃えています。ビールのおつまみはもちろんですが、ハンバーガーなどのお料理も人気です。

そのスクエア・バレルのオーナー2人が新しいスタイルの居酒屋「平方ハウス(HEIHO HOUSE)」を8月1日(土)にオープンします。場所は、グルメな人御用達のカイムキです。店内工事は昨年夏から始まっていたそうです。

オープンに先立って、いくつかのお料理をコースメニューとして楽しめるイベントに行ってきました。シェフのアロン・ロペスは、ロサンジェルスの有名レストランで10年以上働き、ハワイではダウンタウンのPaiでペイストリーシェフを務め、その後は自分でアイスクリーム会社を興しました。ロペス・シェフは、食材をとても大切にするシェフで、メニューも食材の名前が並ぶだけで、メニューを見ただけではどんなお料理が出てくるか検討がつきません。

各お料理には、飲料部門担当のジョセフ・アラカワが創作したカクテルや厳選したワインのペアリングがありました。

最初のお料理はハワイ島コナ産のカンパチです。お刺身とカルパッチョの間くらいの厚みに切ったカンパチを食用菊とフェンネルを使ったヴィネガードレッシングとプチプチとした歯応えのコリアンダーシード、そしてチャーシューのピューレと一緒にいただきます。さっぱりとしたカンパチにチャーシューのピューレを足すことによって、カンパチの存在感がより大きくなったような気がします。ジンをベースにしたドリンクも同じ緑色で、レモンとスーパーフードのアマランサスが入ってさっぱりとした味わいです。カンパチとよく合います。

次は、斬新なプレゼンテーションのカウアイ島産甘エビです。ちなみにハワイの甘エビは日本の甘エビよりずっと大振りです。甘エビは、豆乳で茹でてからスイカのジュースにくぐらせてから焼いています。スイカの味はほとんどしませんが、豆乳のクリーミーな食感と甘エビの甘味が絶妙です。甘エビの上には、パリパリに焼いたチキンの皮が載っています。よく焼いているので、脂は全く感じません。ドリンクは宮崎県の柳田焼酎とゆず酒のカクテルです。マルガリータのソルトの如く、グラスの縁には乾燥エビの粉末とスマックがついていて、焼酎とゆず酒のカクテルを引き立てています。

マウイ島産の豚肉には、今がシーズンのマウンテン・アップルが添えられています。ハワイではマウンテン・アップルは日常的なフルーツですが、収穫期が非常に短いせいか、今までレストランのメニューで見かけたことはありませんでした。ポークチョップと甘いリンゴの付け合わせはよくありますが、酸味の強いマウンテン・アップルを梅干しで味付けしたあたり、なかなか凝っています。ポークにはビールがよく合うようで、ラニカイ・ブリューイング・カンパニーのシグネチャービールでもあるセゾンが選ばれました。辛味のワイルドイーストを使用したセゾンは、ハイビスカス特有の酸っぱみと色合いが特徴でハワイ島のオヒアレフアの蜂蜜の甘みを彷彿させます。

最後のお料理は、リコッタチーズと醤油に漬け込んだ卵の黄身そしてきくらげに朝鮮ニンジンのスープを注ぎます。柔らかいリコッタチーズは甘みさえ感じ、黄身の塩味、きくらげのコリコリとした食感、ほんのりと香る朝鮮ニンジンとさまざまな味と香りが交錯するスープは、食事のシメにぴったりです。ちなみに、リコッタチーズと卵黄と朝鮮ニンジンのスープのコンビネーションが何故かウニの食感と味だと思ったりしました。ワインはローヌ地方のシラー E. Guigal 2016 Crozes-Hermitageでした。

パティシエとしての経験も豊富なロペス・シェフのデザートはデザートではあまり使わないような食材を使って、驚かせてくれました。アメリカで緑色のアイスクリームと言えば抹茶アイスクリームが普通ですが、ロペス・シェフは胡麻の葉で作りました。ほんのり胡麻の香りがする緑色のアイスクリームの上には、砕いてそぼろ状にした青紫蘇の変種であるエゴマの種を使ったケーキ。クコの実を使った鮮やかな黄色のムースがアクセントになっています。まるで絵画のようなお皿でのプレゼンテーションはとても素敵で美味しいのです。が、如何せんレストランでお皿を舐めるわけにもいかず、ボウルの方が最後まで食べやすいかもと思ったりしました。

8月1日のオープンの前、7月12日(日)と13日(月)にイベントが開催されます。次回は、焼き物、中猪口、揚げ物、水物の4コースで、もちろんドリンクとのペアリングです。予約は、直接(808)524-2747にて。

オープンが楽しみなお店です。きっと居酒屋ではなく、Izakayaと言ったほうが似つかわしいお洒落なレストランになるような予感がします。

ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)94日目:田中ラーメン&居酒屋

都市封鎖94日目:6月24日(水) 感染者数:835人(前日比16人増)

シカゴ在住時に「田中さん」から日本のラーメンの作り方を教えてもらったティナ・ウォングは、2017年にシカゴで一号店をオープン、その後も順調にジョージア州やテキサス州に店をオープン。店名は師匠に敬意を表して「田中ラーメン」としました。

大学時代を過ごしたハワイには3月に新店をオープンする予定でしたが、突然のコロナ禍でレストラン営業はできず、お持ち帰りのみの営業。そしてレストラン内での食事が解禁となった6月5日、やっとレストランとしてオープンすることができました。

オープンに先立ち、Zoomでの試食会にも参加しました。その時の様子は、こちらからどうぞ。でも、やはりレストランで出来立てのお料理、その中でも看板料理のラーメンを食べたいと思い、カポレイ・マーケットプレイスにあるハワイ第一号店「田中ラーメン&居酒屋」に行ってきました。

店内には、左右に個別テーブル、真ん中には大きな共用テーブルがあります。もちろんソーシャルディスタンシングは守られていて、テーブルの使用は十分な距離を置き、共用テーブルも使用できるのは1つのグループのみです。

前菜にハワイ限定メニューのSoft Shell Crab Bunを注文しました。ソフトシェルクラブは脱皮直後の蟹で殻が柔らかいので、殻ごとそのまま食べることができます。ソフトシェルクラブの唐揚げを、肉まんの皮で包んだお料理は、まず見た目がゴージャスでインスタ映えします。見かけだけでなく、ソフトシェルクラブの味噌でしょうか、ちょっと苦味があって、思わず「生ビール、一杯!」と言いたくなるお料理です。しっかりと味のついた唐揚げなので、このまま食べるのがおすすめです。

もう一つの注文した前菜はTempura Brussel Sprouts with White Truffle Oil。芽キャベツはローストすることが多いのですが、天ぷらにしたアイデアが素晴らしい!ちょっと厚めの衣に白トリュフのオイルが味わいを広げています。

メインは豚骨出汁のTanaka Classicです。チャーシューにキクラゲ、スパイシーなモヤシ、ネギと味玉、そしてガーリックオイルと揚げた玉ねぎが入っています。少し太めの麺は、アメリカ本土の製麺所に特別注文した麺を使用しています。豚骨を8〜10時間ほど煮込んだスープはしつこくなく、麺も茹ですぎず、日本で言うところの「普通の硬さ」でちょうどいい感じ。麺は細麺を選ぶこともできます。日本の味の味玉は、ハワイの人たちに大人気で追加注文する人も多いそうです。

最近のトレンドで、ベジタリアン用ラーメンもありました。こちらはケールが入ったグルテンフリーの麺なので、少し柔らかめで春雨のような食感でした。出汁は椎茸と昆布を使用して、あっさりしたスープです。

こういう本格的日本のラーメンをハワイでも食べることができるようになってきて、嬉しい限りです。9月にはアラモアナ ・センターに、年末にはパールリッジ・センターに出店予定なので、ますます行きやすくなりそうです。