ホノルルでおかず屋と言えば

9月18日(金) 感染者数:11,217人*(前日比114人増) *データ調整済み
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)No. 2  23日目

ホノルルのローカルの友人たちに「ホノルルで一番有名なおかず屋はどこ?」と聞くと、答えの十中八九は「カリヒのグリック」です。

ホノルルに住んで30年近くになるのですが、グリック・デリカテッセンには行ったことがありませんでした。早朝5時から開店していて、お昼時は混雑すると聞いていたので、朝のジョギングの後に行ってきました。

場所はカリヒの大きな道から少し離れた住宅街。周りには個人のお家が並んでいます。駐車場は店の隣家の前で、4〜5台は停めることができます。

入店にはマスク着用が義務付けられています。店内には5名までしか入ることができないので、6番目の人はドアの外で待つことになります。

自分の番がくると、「これと、あれと、それと」と指差しすると、お店の人が手際良く発泡スチロールの容器に入れてくれます。

おかずの種類が多く、どれも美味しそうなので、初めての人は絶対迷うと思います。実際私も「あれとこれと、あ、でもやっぱりこれはやめて、それを」みたいなことを何度か繰り返してしまいました。お店の人は、そんなことにも慣れているのか、根気良く対応してくれました。

何を選んでいいか決められない人のためには、店の人気メニューを集めたお弁当もあります。

でも、やっぱりおかずは自分で選びたいですよね。私は、ツナと沢庵の巻き寿司(名物料理)、チキンの唐揚げ、巨大卵焼き(名物料理)、昆布巻き(名物料理)、ロングライスにしました。

自分で選んだおかず弁当は、野菜がほとんどない茶色いお弁当になってしまいました。味は結構濃い目でしっかりしています。量はかなり多く、普通の日本の人なら2〜3食分はあるかと思われますので、注文時には注意した方がいいですね。

ビーチに行く前に立ち寄って、お弁当を買いたい店です。

グリック・デリカテッセン Gulick Delicatessen
住所:1512 Gulick Avenue, Honolulu, HI 96819 USA
電話番号:808-847-1461

ハワイのローカルの味

9月14日(月) 感染者数:10,779人*(前日比80人増) *データ調整済み
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)No. 2  19日目

これ、昨日のランチです。

体や心が疲れると、やっぱり和食が食べたくなります。でも、疲れ過ぎて自分でお料理する気にもなれません。

そんな時に重宝するのが、ハワイのおかず屋。簡単な歴史などは、前にも書いたので、こちらをどうぞ。

少し時間が経っても美味しく食べることのできるお弁当は、日本の素晴らしい発明ですよね。おかず屋のおかずも冷めても美味しくいただけます。

今回は、おかず屋の定番メニューばかりを選んで注文してみました。左上から時計回りに、いなり寿司、ロングライス、海苔チキン、なます、きんぴら。

アメリカンな味付けは、ちょっと甘めでしょうゆ味。なんとなくほっこりする昭和のお弁当に元気をもらいました。

フクヤ Fukuya
住所:2710 S. King Street, Honolulu, HI 96826
電話番号:808-946-2073
URL: https://fukuyadeli.com
Instagram: https://www.instagram.com/fukuyadeli/
Facebook: https://www.facebook.com/Fukuya-610548265627495/

名シェフがおかず屋になったら クリス・カジオカ編

8月21日(金) 感染者数:6,072人*(前日比230人増) *データ調整済み
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)から152日目

アメリカ料理界のアカデミー賞とも呼ばれるジェイムス・ビアード賞候補の名シェフがおかず屋弁当を始めました。

ダウンタウンのセニアのオーナーシェフで、パンデミック中にミロ・カイムキをオープンしたクリス・カジオカは、今年のジェイムス・ビアード賞候補。ハワイの今の料理界を牽引する名シェフです。

現在、ミロ・カイムキは閉店中でテイクアウトのみになっています。ダックコンフィやアヒニソワーズといったお店で食べることができるメニューに近いお料理もありますが、その他におかず屋弁当を始めました。

クリスが幼い頃から慣れ親しんだおかず屋の料理を少しアレンジしながらも基本に忠実に再現した12品のお料理がレトロな白い紙の箱に入ったお弁当です。

  1. ふりかけをまぶしたおにぎり(かなり大きいです)
  2. ポテトサラダ
  3. 焼きそば
  4. 牛の頰肉のカレーコロッケ
  5. ピピカウラ(ハワイの伝統的な干し肉)
  6. マグロのつみれ
  7. ホットドッグの醤油煮
  8. 卵焼き
  9. キャベツの漬物
  10. レモン胡椒のもち粉チキン
  11. 豚の角煮
  12. バター餅(デザート)

おかず屋を代表するお料理全てをほぼ網羅しています。そして何より少しずつたくさんの種類のお料理が入ったお弁当は、まるで懐石弁当風。お弁当1.0ということなので、きっとこれからも進化しそうです。

ミロ・カイムキ Miro Kaimuki
住所:3446 Waialae Avenue, Honolulu, HI 96816
電話番号:+1-808-379-0124
URL: https://www.mirokaimuki.com
Instagram: https://www.instagram.com/mirokaimuki/
Facebook: https://www.facebook.com/mirokaimuki


ハワイのおかず屋 @Fukuya

8月7日(金) 累計感染者数:3,115人(前日比201人増)
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)から138日目

ハワイには「OKAZUYA(おかず屋)」と呼ばれるテイクアウト専門店があります。アメリカ人には「和食のデリカテッセンよ」と説明します。おかず屋は、サトウキビのプランテーションで働くために日本からやってきた移民が、プランテーション脱出後に始めたビジネスの一つだったようです。

ショーケースの中に入った料理の中から、自分の好きな物を選んで、自分だけのプレートランチをカスタムメードします。並んでいる料理は、どれも素朴な家庭料理です。

まずは炭水化物を選びます。大概、おむすびかいなり寿司かチャオファンという太めの平べったくて白い麺または焼きそばの中から選ぶことになります。おむすびは梅干しが入っていたり、ゆかりやふりかけがまぶしてあったり、海苔が巻いてあったりといろいろあります。

お料理は、もち粉チキン、海苔巻きチキン、野菜の天ぷら、アヒの天ぷら、卵焼き、海老天、かき揚げ、きんぴらごぼう、煮しめ、なます、ポケなどなど、かなりバラエティーに富んでいます。

今日のランチは、OKAZUYAの中でも1939年設立の老舗的なFukuyaで買ってきました。店内には3名しか入ることができず、ソーシャルディスタンシングもよく守られています。私は午前10時30分前に到着したので店の前で10分ほど待っただけですが、私が店を出る頃はかなり長い行列になっていました。

ランチ時間はとても混雑する店なので、以前はショーケースの中の料理を見比べることもなく、さっさと注文しないといけないようなプレッシャーを後ろの人から感じながら注文していました。ところが、今日は前の人が注文するのを待ったりと時間があったので、じっくりとショーケースの中を見てゆっくりと注文できました。

左上から反時計回りに、ゆかりのおむすび、煮しめ、インゲンのガーリック炒め、海苔巻きチキン、かき揚げを注文したのですが、1.5人前程度はあるかと思われるほど結構量がありました。ショーケースの中を見ていると、どれも食べたくなるんですよね。

たまにカジュアルな和食をちょこっと食べたい時にOKAZUYAは重宝します。プランテーションでの過酷な労働に耐えて日本の食文化を広めてくれた先人の努力に、そしてそれを受け入れてくれたハワイに感謝です。

ちなみにハワイでは「OKAZUYA」はしっかり根付いて英語になってしまっていますが、メインランドでは通じないのでご注意を。

フクヤ Fukuya
住所:2710 S. King Street, Honolulu, HI 96826
電話番号:808-946-2073
URL: https://fukuyadeli.com
Instagram: https://www.instagram.com/fukuyadeli/
Facebook: https://www.facebook.com/Fukuya-610548265627495/